肝炎患者の会合で針のむしろの思い

 感染者が300万人とも推定されるC型肝炎をはじめB型肝炎などのウィルス性肝炎対策が求められている。国会内で初めて開かれた「ウィルス肝炎総合対策の推進を求める全国連絡会」に出席したものの、針のむしろに座った感じがいなめなかった。最高裁がさる6月にB型肝炎の蔓延に対する国の責任を認定したのに、厚生労働大臣は原告との面談・協議をこばみ、謝罪をしようともしないとの糾弾声明がだされるのを、たった一人参加した与党議員として聴くのは、なかなか辛いものがあった。

 いまは立場を離れているとはいえ、判決当時の副大臣として責任は免れない。とはいうものの、厚労省の言い分を今代弁するわけにもいかない。感染者の早期発見・早期治療システムの確立が急務で、検査体制の強化や適切な治療支援など未来に向けた対応への取り組みを念頭に、今後の協力を約するというもどかしい思いの挨拶をした。

 私の身の回りには、極めて親しい知人に複数の肝炎患者がいる。その人たちのことを思うにつけ、対策を急ぐ必要を痛感する一方、患者の皆さんから提起されている訴訟については対応いかんでは、大変な財政負担をもたらすだけに、慎重にことの因果を見極めなければならない。

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