法務省は今日、死刑囚4人に対して刑を執行した。4人同時執行は約9年4か月ぶりという。歴代の法務相には死刑執行の責めから逃げたいとの思いがあったはず。長勢甚遠法務相の決断には頭が下がる。今回の4人も極悪非道としかいいようのない殺人を犯しており、遺族にとり、いくら憎んでも憎みきれない存在には違いなかった。極刑を望む声は当然だろう。
ただ、私は、死刑は廃止すべきだと考える。死刑ではなく、終身刑で十分に罪を償わせることが出来るのではないかと思う。死刑があるからこそ、殺人の抑止になるといった見方や犯罪への罰の原型としての”目には目を”"歯には歯を”はもはや古く、効力を発揮していないのではないか、と。
公明党は2000年の重点政策において、死刑廃止が世界的な潮流になりつつある今日、死刑制度廃止の検討を開始するとした。それは、現在の刑罰制度では、死刑に次ぐ重刑としての無期懲役が、実際には10数年の服役で仮出獄することが殆どで、彼此の差が大きすぎるとされてきた。その点、実質的に終身刑を導入し、確立することでカバーできないかとの趣旨である。
党としてはなお、検討がまだ続けられている。どんな極悪犯でも、殺さず、一生罪を獄の中でつぐなわせることでいいとの決断を下すしかないのではないか。
Posted on 06.12.25 by AKAMATSU Masao
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