飢餓に苦しむ世界の子どもに食糧支援をいくらしても”焼け石に水”ではないのか――昨日昼の時間に、国連世界食糧計画(WFP)のジョン・パウエル事務局次長ら一行4人と懇談を行った際に、私がした質問の一つ。同氏らが外務省との定期協議のために来日した機会に、WFP国会議員連盟所属メンバーと会うことになったもの。参加した議員は私以外に参議院自民党から一人だけと極少数だったことから独占的に話せたのは幸いだった。
WFPは05年、世界82カ国において5800万人の子どもを含む9700万人に食糧を支援。同時に、自然災害や紛争の犠牲者、HIVエイズの患者を抱える家族や妊産婦や授乳期の母親、幼い子どもたちに食糧援助を行うことに重点を置いている。
かねて世界の子どもたちをはじめ今日生きることに困難な人々に、懸命の支援をしているWFPに興味を持つ私は同議員連盟に参加、自分なりの貢献をしてきた。懇談では、WFPのスーダンにおける活動の一端を聴いた。通訳を介してということもあり、今一歩同地域の実情がリアルに伝わってこないきらいが否めなかった。もう一人の議員はスーダンに行ったことがある人だけによく理解していたようだが・・・。
このため、私はこれまでに見て強いインパクトを受けた一本の映画と一冊の本の話をしたうえで、是非、WFPも印象に残る映画を作ることを勧めた。これは、映画「ナイロビの蜂」と帚木蓬生「アフリカの瞳」のことで、エイズと闘う医師やジャーナリストの姿を描いたもので、1年以上前に見たが、未だに忘れられない。
いくら食糧支援をしても、世界の飢餓を解消するには、おいつかないのでは、との懸念は消えない。食糧生産のインフラ整備に力を注ぐ一方、幅広い世界の人々に関心を持ってもらうために、強い影響力を持つ媒体による宣伝効果を狙うなどやることはあまりに多い。
Posted on 07.01.31 by AKAMATSU Masao
Filed under: 赤松正雄のブログ

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