昨日に続き、今日は憲法の大阪公聴会でのエピソードを述べる。
4人の公述人のうち、異色だったのは、吉田栄司関西大学教授。吉田さんは、ゼミ旅行の帰りとかで学生とみまがうかのごときセーター姿。いきなり、憲法に関する分厚い3冊の本をとりだし、このうち96条の解説部分を読んだことがある人は手をあげて下さい、ときた。
本来、公述人は、質問者に問いかけをしてはならない(議論の応酬で収拾困難になるからと思われる)ことになっているのだが、これをすんなり破られた。相互のやりとりではなく、一方的に手をあげさせるだけだったので、まぁセーフだろう。瞬時をおかず私の両脇の民主、共産の3人(他の人はどうされたか見えなかった)が、まってましたとばかりにハイッと挙手した。
吉田さんは、これぐらいの本は読んでほしい、と続け、まるで学生への講義調。君はなぜ読まないのか、そんなことでよく憲法改正手続法の議論をしてるネ、と突っ込まれそうで、手をあげずにいた私としては穏やかでなかった。
実は、この会が始まる前に、控室で懇談していた際に、吉田さんが関大教授、あとのお2人も関大出身、公述人の4人中3人が関大関係者ということで、つい関大の永井良和教授らが書いた、私の大好きな「南海ホークスがあったころ」という本を知っていますか、と訊いてしまった。勿論、こんなマイナーな本、誰も読んでいなかった。その仕返しをされたのかもしれない(?)と妙に得心した。まっ、それはないか。それにしても、手を挙げた人は偉いっ。
Posted on 07.03.30 by AKAMATSU Masao
Filed under: 赤松正雄のブログ

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