――改憲への公明党の考え方は。
「公明党も結果として全面改正になることを否定していない。ただ、この国をどうするかの論議は『未来レジーム(体制)への志向』がキーワードにならなければならない。『戦後レジームからの脱却』は『戦前への回帰』を連想させる」
――国会に新設される憲法審査会の論議の進め方は。
「(二〇〇五年に出された衆参両院の)憲法調査会の最終報告書を基に現行憲法の明文規定を変えるべきか、変えないで済ますべきかという大枠の仕分けをしていくのが(凍結期間の)三年間の仕事だろう」
――九条や集団的自衛権はどうするのか。
「公明党は、九条に関しては護憲グループだ。(与党で国会の過半数を確保するため公明が)数の力学の上でキーの役割を果たしているうちは変えさせない」
「集団的自衛権については(現行憲法下で)行使できるもの、できないものを分ける必要がある。部分的には行使できるものもあるとしておかないと、責任ある与党として生きていけないとの思いが強いが、すべての集団的自衛権が行使できると、自民党と民主党の一部が一致するようなことがあれば、公明党は(連立政権から)離れる」
――改憲の見通しは。
「国民の間に改憲機運が巻き起こり、政党の枠を超えた大きな変動が起こるかだが、現実的にはまだまだ時間はかかる」
(この項おわり)
Posted on 07.05.27 by AKAMATSU Masao
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