県知事にドクターヘリ導入を約束させる

 「せっかく知事が応援演説に来てくれているのだから、訊いてみましょう。知事。兵庫県もドクターヘリを導入しますか?」―21日神戸市西区で開かれた街頭演説会でのこと。最後5分間の挨拶にマイクを握った私は、一計を案じ、井戸知事にこう水を向けた。

 かねて知事は、県としては、緊急時に使えるヘリコプターは保有しているものの、いつもは神戸市に貸与していると述べていた。この日、街宣車の上で、事前にたずねると、「ドクターヘリは高いんですよ」と否定的だった。構わず私が訊いたところ、あれこれ言っていた。「検討します」と言えばいいのに、そう言えないのが、この人らしいところだ。マイクを向けたもののまた長口舌をしかねない。素早く奪い返し、「皆さん知事に導入してもらいましょう」と投げ掛け、聴衆に拍手を促した。

 現在10県で11機が導入されており、公明党はマニフェストで5年後までに全県で50機の導入を約束している。いささか強引で、知事には悪かったが、必ず実現してくれるものと、確信している。

 井戸知事は旧自治省出身で、卓越した行政手腕は高く評価されているものの、大衆的人気はいま一歩弱い。

 たまたま同じ日のある新聞に、知事の支持率、不支持率調査の結果が掲載されていた。井戸知事は、46%が支持、20%が不支持ということで、まんなかぐらいといったところ。断トツが、宮崎県知事の90数%支持というのだから、実力というよりも文字通り人気なんだろう。井戸さんとしては口惜しいことに違いない。気さくで庶民的なのに不思議な気もする。よせばいいのに、この調査結果も私の挨拶のなかで紹介しておいた。勿論、こういった調査がいかにあてにならず、真実とはほど遠いものであるかということを、付けそえるのを忘れずに。私はこういうことを言うから、毒舌家だとか、一言多いと言われるのかも知れない。

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