参議院選挙の結果は、自民、公明の与党にとってきわめて厳しいものとなった。過半数にはほど遠い議席獲得で、民主党に第一党の座を明け渡すことになった。この事態を厳粛に受け止めねばならない。
敗因には幾つもあろうが、最大のものはやはり年金の加入記録問題であろう。社会保険庁の労組・自治労所属の国費評議会の怠慢がなせるわざであることを主張したものの、大枠としての与党の責任を免れることは難しいものがあった。内部告発的情報が癒着関係にある民主党に一方的に流れたとはいえ、有権者の目から見て、対応におおわらわの与党よりも、追及一本やりの民主党に軍配をあげざるを得なかったといえよう。
加えて、政治とカネにまつわる自民党の、とりわけ閣僚の不始末には目を覆うものがあった。民主党も五十歩百歩であることを訴えたものの、劇的要素から見て比較にならなかったに違いない。農水相の不可思議な言動やら、一連の大臣の不用意極まりない発言にも弁解の余地がなかった。
元々、格差問題で国民の不満が鬱積していた状況があり、おまけに前回衆院選での郵政民営化問題一本で大勝を博した自民党への”意趣返し”的投票行動も加わったこともある。しかし、それにしても一人区で自民党は僅かに6議席、3人区で公明党が東京、大阪を除き三つ負けたという現実は喩えようもなく大きい。安倍政権への公明党の距離感をどう有権者が見ているか。8年目を迎える自公連立政権にとって正念場を迎えるが、真摯な対応で支援してくださる皆様の負託に応えねばならない。
Posted on 07.07.30 by AKAMATSU Masao
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