薬害肝炎について質問を頂く機会がしばしばあります。公明党が果たした役割などについて述べてみます。
まず、薬害C型肝炎訴訟についてです。これは出産や手術での大量出血などの際のフィブリノゲン製剤や第Ⅸ因子製剤の投与によってC型肝炎ウイルスに感染するという被害を受けたとして訴訟を起こされた原告の方々だけではなく、これまでは裁判にかかわってこなかったけれども、同様の被害を受けられた方々全員を一律に救済しようというものです。【※1】
公明党は、原告やその弁護団の生の声をずっと聴いてきました。当初は、厚生労働省は国の責任をどこまで認めるか、対象者が多くなりすぎるのではないかなどといった観点から、原告団に会うことすら慎重でした。それに対して粘り強く、首相、官房長官、厚労相らに実状を訴え、対応を迫ってきました。その結果、最終的に議員立法の形で救済するとの選択を首相に決断させることになったわけです。
他方、一般的なC型、B型肝炎患者に対する公費助成について述べます。これは、B型肝炎、C型肝炎の根治を目的として行うインターフェロン治療(保険適用の範囲内)に対して、月額7万円にも自己負担額が及ぶため、早期治療の推進を図るために医療費を助成するというものです【※2】。自民党と共に、公明党は予算化に全力を挙げました。その結果、今年度から7年間で約1800億円(本年分は129億円)をかけて取り組むことになりました。所得の低い方には1万円、中間層で3万円、上位所得層の方で5万円を上限(月額)として負担限度額を決めました。
これに対して、前者ではB型も対象にすべきだとか、先天性の肝炎も面倒を見て欲しいとか、後者では肝硬変や肝がんについての治療助成をすべきだとの声があります。これらについては、薬害といった観点からの救済とは別の領域の問題になってしまいます。
Posted on 08.02.27 by AKAMATSU Masao
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