毎日新聞「発言席」への寄稿に対する反応あれこれ

 さる10日付けの毎日新聞の「発言席」に私が寄稿しました『高齢者医療制度』についての小文はお読みいただいたでしょうか。この間、様々な方々から感想を頂きました。とりわけ、元財務大臣からの「正鵠を射たものと感銘した」との葉書にはいささか複雑な思いが致しました。同氏が産経新聞に書かれた小文が、ある意味でこの問題の論争における出発点になったとの思いがあったからです。また、ジャーナリストの世界の大先輩から「感激!感銘」との短い文章にも励まされました。

 その一方で、勿論、辛口の感想も。「そんなに良い制度がなぜ反発されるのか。党略は別にして、実施前にもっと丁寧な説明と理解される努力をなぜしなかったのか。その反省も大事ではないか」という指摘には、少々厚生労働省の側に立ちすぎたとの自責の念をよみがえらせました。私自身も含め、法を作った側の不作為は責められて当然でしょう。

 また、永年の友人は「今回の制度は、高齢者の怒りを浴びており、私の母にあなたの文章と同じことを言いましたが、理解しません。感情的になっています。いまの政府与党は、政権から追い出すべきだとの怒りです。若い人は投票行動に無関心ですから、世代間の不公平を軽くしたといっても投票してくれるとは思えません」と厳しい認識を示されました。「公明党を長く支持してきた人たちからの、凄まじい非難を私ごときが浴びているのです」とまで言われました。さらに、「理想は高く、可能な限りの粋を凝らした政策ではあっても、短期的には多数の国民を納得させられないでしょう」し、「きたる衆院選で、恐らくは自民党は敗北し、公明党も巻きぞえを食らう羽目になるでしょう」と。

 こうまで言われると、反発したくなりますが、ぐっと堪えて大事な忠告と受け止めています。残された時間で懸命に正論を訴えるしかないと腹をくくっています。

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