差別を受けてきた人たち同士の共感《1月21日》

 なぜ、60年ほど前なら、地元のレストランで食事をさせてもらえなかったかもしれない父を持つ男が、(大統領就任の)神聖な宣誓のためにいまここにこうして、この場に立つことができるのか―オバマ大統領のスピーチは瞬時涙声になったかのように聞こえた。この箇所が最も印象に残ったと思っていたら、21日の韓国民団兵庫県本部の新年会において白団長が挨拶で、やはりこのくだりを引用しながら感銘を受けた、と述べられた。直接的に差別を受けてきた人だけに私とは重みが全く違う。確信溢れるオバマ大統領の米国を思う強い姿勢に心底感動したという。

 つい先日、テレビを見ていると、ある在日朝鮮人女性の成人式の風景を伝えていて印象に残った。日本人女性(彼女の祖母)と朝鮮人男性(彼女の祖父)が結婚したものの、様々な差別にあい苦労したとの体験が語られ、そのなかで祖母が一貫して、孫である彼女を朝鮮人として育ててくれたという。朝鮮人としての誇りを忘れぬように、と。きわめてさわやかな印象で後味が良かった。二十歳を迎え、祖母に感謝する孫娘の明るい笑顔と、チマチョゴリを着た日本人祖母の笑顔が心に残る。

 この日の会合では、今年こそ、地方参政権の獲得を果たしたいとの民団中央幹部の願望が述べられた。参加した国会議員を代表して挨拶に立った冬柴公明党前幹事長が、これまで五回にわたって提出してきた永住外国人地方選挙権付与法案の失敗の経緯を述べながら、六度目の今国会提出にあたっては障害を乗り越えて必ず成立させたいとの決意を述べた。

  21日は、朝に党海賊対策プロジェクトチームの打ち合わせを行ったあと、新幹線で神戸へ。県本部で今後の動きを協議した。新年会に出た後に再び新幹線で上京。

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