第二次補正予算案から定額給付金部分を外せとする民主党など野党側と自公与党との間で26日に開かれた両院協議会は結局、双方の思惑が折り合わず、持ち越された。同床異夢のまま日を越えたわけだ。
両院協議会で今回のように、異常なケースが起こるのは、15年前いらい。あの時は、公職選挙法改正案がテーマ。前年の夏に国会にでてきたばかりの新年1月末のことで、興味深い出来事であった。いまとは勿論背景が違うものの、38年ぶりに与野党逆転・自民党の野党転落を受けての場面で、小選挙区比例代表並立制導入のきっかけとなる場面だった。あれから15年。舞台は、同じ両院協議会だが、テーマにはかなり軽重の差がある。いま当時の議事録を読み直してみると、迫力満点。衆議院側の議長をした市川雄一公明党書記長(当時)と参議院のドンと呼ばれ、KSD事件で受託収賄の容疑で逮捕され、昨年懲役2年2ヶ月の実刑が確定した村上正邦氏との渡り合いは、壮絶。乱闘寸前になる雰囲気もあり、緊張感溢れる歴史のひとこまだったことを想起させる。読みごたえは十二分にある。
衆議院本会議では、参議院で可決された修正法案をめぐり与野党四人の代表が賛否を表明する演説。自民党、公明党を代表する委員から、実質的に戻し税であり、諸外国でも酷似した制度が導入されて好評を博しているではないかとの観点から賛成論がぶたれた。民主党や社民党が定額減税に賛意を示しながら、定額給付金に反対するのは不可解だと述べつつ、野党でブレないのは共産党のみと持ち上げたため、議場は盛り上がった。民主党委員は、ばらまきであり、二兆円の使い方としては不適切で、考え直せとの従来からの主張を繰り返した。結局は、圧倒的多数で修正案は否決、元通りの原案が三分の二を越える多数で可決、両院協議会に決着の場は移されたしだい。
このため、終日、両院協議会の議論を待ったが、持ち越しとなり、深夜に国会をあとにした。
Posted on 09.01.27 by AKAMATSU Masao
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