笑医塾で笑い転げながら感動する《5月20日》

 「一日五回笑って 一日五回感動しよう」―20日の夜に東京・代々木で開かれた「笑医塾(わらいじゅく)」の基本スローガンである。これまで、日本医大准教授をしながら、NPO法人「21世紀 癒しの国のアリス」の代表を務め、笑い療法士を世に送り出してきたマルチ医学博士の高柳和江さんが、定年を機にまた新たなことに挑戦する。こう聞けば、放っておけない。急ぎオープニングの会合に出かけた。なにしろ笑いの力で病気を吹っ飛ばそうという人たちの集まりだから、端から笑いの連続。なにかと気分が滅入りがちな話題の多い昨今だが、この会場だけは全く違った。

 いきなり、ドクター高柳が、会場の皆にこう問いかけた。「このたび私が勤めることになった東京医療保健大学では、学生の皆さんを 1)褒めてばかりいるクラス 2)発想の転換を勧めるクラス 3)人生の目標を常に持つことを訴えるクラス―この三つのグループに分けました。さて、皆さんはこの三つのうちどのクラスが最も大きく成長すると思いますか」と。皆、考える暇もなく、思い思いに手を挙げた。ところが、答えは、いずれもダメ。正解は、まだスタートしたばかりだから、これからでないと分からないというもの。すっかり騙され皆大笑い。すべてこんな調子で進む。

 この高柳さんは、数年前から青森県で笑いの医療効果を実験中。県庁ぐるみで取り組んだ結果、既に18000人ものひ孫弟子が同県内の多方面で活躍中という。これからが楽しみではある。実は、彼女はわが長田高の同期生。かねてその主張に共鳴し、種々支援の手を差し伸べてきた。またまたの、新しい試みに大いに期待を寄せはするものの、これでは休む暇もないなあ、死なないつもりだろうか、と笑いながら心配に。でも、それって余計なこと。『死に方のコツ』を書いたぐらいの人だから、笑いながら死ぬつもりに違いない。

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