景気悪化のなかで、また気が重くなる状況を自らも深く関わって進めてしまった。公務員の給与を民間の企業従事者の間に見受けられる事態に合わせた格好で下げるという趣旨の法案の審議が、私が委員長を勤める衆議院総務委員会で進められたうえ、多数の賛成で可決。同日、緊急に上程されて本会議で通過、参議院に送付されたのである。公務員という立場からして民間を常に意識しないといけないというのは当然のことなのだが、後味は決していいものではない。
さきほど、深夜に放映されたNHKの仕事の流儀「“ばかもの”が、うねりを起こす」の再放送をたまたま見て、いたく感激した。一人の官僚の元気一杯の仕事振りを克明に追っかけた内容には大いに刺激を受けた。小樽の市職員時代にがむしゃらに取り組んだ町起こしへの取り組み姿勢が評価され、今は内閣府の活性化対策本部に引き抜かれているKさんのことだが、ご覧になり同じ思いを持った人も多かろう。地域の活性化に悩む全国の様々の自治体を訪問し、いろいろとアドバイスしている姿が描かれており、心底この“ばかもの”は並の“ばか”ではないとの思いを持った。細かいことを言えば、番組では時間の関係もあってか、少しおおまかすぎる傾向は否めず、もっと具体的な内容が知りたいと思った。もっとも、これは、同じテーマでなかなか解決策を見出していない当方の欲目かもしれない。
官僚叩きが目に余る今日、こうした頑張りを目にすると正直ほっとする。給料が低くても、叩かれてもくじけるな、と。未曾有の景気の低迷のなか、暗いニュースばかりが目に付くが、むしろ明るいこうした話題を積極的に見出して、自身を勇気付けたい。
Posted on 09.05.28 by AKAMATSU Masao
Filed under: 赤松正雄のブログ

Leave a Reply