先週末金曜日は朝から、党機関誌「公明」の企画で、日本の安全保障のこれまでとこれからを論ずる対談を行った。相手は、孫崎享前防大教授。「日米同盟の正体」の著者であるこの人とは、先に、同書をめぐって皆で読書会めいたことをやっており、お会いするのは二回目。たまたま、同氏と岡崎久彦さんとの対談が中央公論7月号誌上で行われ、興味深く読んだあとだったので、楽しみにして臨んだ。このお二人は、外務省でともに国際情報局長を経験された。いわゆる師弟関係にありながら、鷹派と鳩派と言うように相反した位置にあるとされている。対立する視点が交錯するなかなか面白い対談となっていた。近頃の雑誌の対談は、同じ意見の持ち主が似通った議論をするケースが多いなか、異色のものと言えよう。私との対談も、孫崎さんがどちらかと言えば、民主党寄りのスタンスであることから、かなり対立しあう場面もあるいい対談となったのではないかと勝手に自負している。今からこの対談が掲載されるであろう「公明」9月号の発売(8月中旬)を期待して頂きたいと言うのは、気が早いかもしれないが、とりあえず“乞うご期待”と言っておく。
対立意見の披瀝のしあいというのは、二人だけのものもあるが、同じ日に、多数によるそれをも経験した。夕刻に憲法記念館で開かれた憲法円卓会議に参加したからである。これは、一向に進まない国会での憲法論議には業を煮やしたPHPが音頭をとって開催の運びになったもの。この日が実質初会合。学者、評論家における改憲、護憲双方からの基調報告と、政治の現場からの意見開陳があった後に、参加者から自由な意見表明がなされた。予想通りと言うべきか百花争鳴で、あまり生産的と言えない意見の披瀝のしあいの場となった。私など、根が真面目で正直なものだから、どうして国会のこれまでの議論が頓挫しているか、そしてどうすればそれを打開できると思うかについての意見を述べたが、いたって平凡な位置付けだったと思われる。ただし、国会外の場で、議員以外の方々に混じって意見を交換しあうのは、あまりないだけに、いい経験だったかもしれない。これからが思いやられる予感がする。
Posted on 09.06.30 by AKAMATSU Masao
Filed under: 赤松正雄のブログ

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