献金疑惑隠し、北朝鮮擁護につながる民主党の不信任決議案提出《7月14日》

 14日午後、麻生内閣に対する不信任決議案が衆議院に出され、一方、問責決議案が参議院に出された。それぞれの議席の数に従い、粛々と処理された。衆議院の本会議場で決議案の提出者である鳩山由紀夫民主党代表の趣旨説明を聞いた後、自民・細田博之氏、民主・野田佳彦氏らの賛否双方の立場からの演説を聴いた。

 幾たびかの同趣旨の場面では解散含みや内閣総辞職の緊張感をはらんだものもあったが、今回のそれは解散がらみではあるものの、かなり緊張感を欠いた迫力の乏しいものとなった。それは、解散を先送りし続けてきた麻生首相の責任もありはするものの、攻める側の民主党の代表が次々と政治献金疑惑で世上をにぎわし続けていることにあろう。いくら、与党を攻めても自らの足元が全くいい加減では信憑性を欠こうというものである。野田元民主党国対委員長は、殆ど原稿を見ないでメリハリをつけた巧演説だっただけに、惜しまれる。かつて、民主党による偽メール事件の責任をとって退任した人だが、演説がうまい分、口先だけではと思わせたのは気の毒に思う。

 不信任決議案を出し、否決されると、民主党など野党は一切の国会審議に応じないというのはいかにも理不尽である。自分たちが提出している政治資金規正法改正案についても、また北朝鮮の貨物検査法についても審議を放棄するというのは理解に苦しむ。前者は、疑惑隠しに、後者は北朝鮮擁護に直結する。

 こういうところが、全ては政局優先の民主党で、政権担当能力がない党だと言われるゆえんである。

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