言葉多くして中身少なく、すべて「検討中」との滑り出し《10月28日》

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 与党質問抜きの異例の代表質問第一日目が終わった。自民から谷垣、西村の二人、公明から井上幹事長の計3人。3人の人柄も反映して、真摯な姿勢によるきめ細かい質問であったが、答弁する首相が言葉多くして、薄き内容に終始したといわざるをえず、いささか論戦の盛り上がりに欠けた。自民側の舌鋒鋭い攻撃には、「失政を続けてきた前政権」側からそういうことは言われたくない、といった挑発的姿勢で応酬しつつ、ほぼ多くの懸案事項については「今検討しているところ」と言ったフレーズを乱発。野党からの攻撃のかわし方としては堂に入ったものとは思うものの、先行きに不安を抱かせた。

 そんななかで、唯一聴かせたのは、西村やすとし氏が菅直人副総理兼国家戦略担当相の仕事振りを取り上げ「存在感がない。英国にいったというが、何をしに行ったのか」との辛辣な質問とその菅答弁。菅氏は待ってましたとばかりに「英国には政治主導のありようを学びに行った。その成果として今までの政権がやっていた事務次官会議を廃止し、閣議が事務方の官房副長官主導でのサイン会になっていたものを、政治家同士の会議とした」と述べたうえで、「前政権で外務政務官をしていた西村氏が不幸にして活躍をしたということを聴いたことがない」と逆襲した。答弁など求めなければいいものを、かえって菅氏の存在感を出さしめることになり、まさに寝た子を起こした結果になった、とは議場内の専らの声。

 鳩山首相は、自らの政治資金疑惑について、まるで他人事のように「捜査に協力します」という答弁を繰り返していたのには白けた。井上公明党幹事長の追及には「先の衆院選挙での結果を踏まえ、有権者の期待を裏切らないようにするのが私の使命」と付け加えていたところに開き直りと、選挙で勝ったからよしとする本音のようなものがうかがえた。

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